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毎週土曜日更新

第23回  プライベート休暇 シドニーの旅1

2006.12.2



11月半ば過ぎ、友人宅への訪問でシドニーを訪れた。
オーストラリアへは以前に2度ほど訪れているが、両方ともゴルフがらみであった。
しかし今回はゴルフの予定は無い、とは言え万一に備えゴルフシューズと手袋だけは持参して行った。

到着した日、友人がイベント情報紙でオーストラリアンオープンが開催されていることを知り、教えてくれた。このコラムのこともあるので、この機を逸してはならないと、私は早速彼女と生後6ヶ月の赤ちゃんと3人で会場へ出かけた。
トーナメント会場のパーキング事情がわからないので、フェリーを乗り継いで行くことにした。当地では通勤にフェリーを使う人がいるくらい湾を利用し、多くのフェリーが行きかっている。そのお陰でシドニー湾に面している有名なオペラハウスをフェリーからカメラに収めることが出来た。

フェリーから見たオペラハウス

ローズベイと言うフェリー降り場から会場となっているロイヤル・シドニー・ゴルフクラブまでは徒歩4、5分で、このフェリー乗降場はまるでゴルフ場専用のようだった。
会場に入ると丁度最終組がスタートしているところだったがあまり知らないプレーヤーだったので、その一組先のスチュアート・アップルビーを見に行こうと追いかけた。

S ・アップルビー
この大会は日本で言えば、日本オープン(1927年~)にあたるナショナルオープンである。
全英オープン(1860年~)や全米オープン(1895年~)はメジャーとして知られているが他国のオープンはあまり報道されていない。
オーストラリアンオープンは1904年から開催されている歴史ある大会と知って驚いた。
歴代優勝者にはG・プレーヤー、J・ニクラウス、A・パーマー、T・ワトソン、勿論自国のG・ノーマンも名を連ねている。

オーストラリアンオープンの大きな看板
大会自体日本と大きな違いはないように感じたが、意外だったのは大会に冠スポンサーが付いていたことだった。その他のスポンサーも各ティーグラウンドのフェンス一面に社名を出していた。
日本でも協賛スポンサーが無ければ成り立たない現状であるが、日本オープンはナショナルオープンとして何とか冠を付けずに頑張っている。

日本の企業もサポートしている

ナショナルオープンとはどんな形でも継続していかなくてはならない自国を代表する大会なのである。オーストラリアの場合、ナショナルオープンを大小様々な企業がサポートしているということである。


 

次回更新予定:2006年12月9日

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