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ごるスタ 桝井映里のゴルフコラム
毎週土曜日更新

第32回 インドア練習場

2007.2.3


今年の暖冬は特別なのだろう。
例年は雪でコースがクローズする新潟でも、地元でのプレーを楽しんでいるという写真入の報道があった。特に関東地区では真冬とは思えない暖かさの中、セーター一枚でゴルフを楽しむことが出来、ラッキーである。
例年寒冷期は、コースも練習場もお客様が激減する。
真冬、真夏の二月八月はニッパチと言い商売上厄介な時期とされている。



先週は寒稽古を取り上げたが、厳しさだけでは続かない。
身体に優しく楽に練習することも必要。そんな時はインドアでの練習が快適である。
暑さ寒さ雨、風の影響を受けないのがインドア練習場でのゴルフ。
1年中適温で過ごせるのが魅力である。私は現在、朝練と称して朝レッスンを行っている。
いくら暖冬とは言え、朝は冷え込んでいる。
インドアの館内に足を踏み入れた瞬間、外気とは別世界の空気にほっとした気分になる。
私は数年前から、朝はインドアでのレッスンに切り替えている。

ごるスタ 桝井映里のゴルフコラム
朝練の風景


インドアや屋上を利用した練習場はかなり古くから普及していた。
第一次ゴルフブームの火付け役となったカナダカップ(現ワールドカップ)が開催されたのが1957年。その後の日本はゴルフコースも練習場も急激に増えた。
ビルの屋上に作られた小型練習場にはゴルフを覚えたてのサラリーマン達が昼休みを利用して練習に励んでいたと言う。その中の一人に私の母もいた。
広大なスペースが無くてもどこにでも練習場は作れる。
ビルの屋上練習場は職場から手軽に行ける人気の場所であった。

屋上練習場で昼休みに練習する母 手前に打ち終わった球の箱、奥にはサラリーマンらしき男性も(昭和30年代半ば)



練習環境は目的に応じて使い分けをしていくと良い。
距離のある練習場では飛距離のチェックをしながら、当りの良し悪しを楽しむのも良いし、距離の無いインドアではスイングチェックや打感で自分のヒット感をつかんでいく。
身体にストレスのかからない適温での練習は快適である。
またスイングの新しい試みなどは、距離のある練習場で飛距離に走ってしまうと回り道となる。飛ばさなくても良いと思った瞬間、スイングは良くなるものだ。
そう言う意味では、スイングに集中できるメリットがあるインドアが良いかもしれない。
私の後輩は都内で数箇所インドアでのレッスンを展開しているが、快適な環境は人気があり居心地がよい。将来私もそこの会員にして欲しいと頼んできた。

フィットイン四谷のパッティングスペース
お洒落なレストランも階下にある



 

次回更新予定:2007年2月10日

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