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毎週土曜日更新
第10回 スキルアップはチェックから
2006.09.02


ゴルフの楽しみ方にはコースのラウンド、練習場での球打ち、そして新製品のクラブを手に入れることなどいろいろある。
皆それぞれのゴルフ環境の中で自分のゴルフスタイルを見出し楽しんでいる。
コースラウンド専門の人達もいるが、練習場通いを日常化している人も多い。
日本のゴルファーは相対的に練習熱心ではないかといつも感じている。
練習場に来ている人達は初心者から中上級者まで幅広い。それに比べ練習をする外国人は、殆どが初心者で中級以上の人を見かけることは非常に少ない。
練習熱心な日本人に耳の痛い本音のようなジョークっぽい話がある。
  「完全になるために、不完全な練習を完全にして、完全に不完全になった」
外国のゴルフ誌で読んだのだが、何だか身近にあるような話だと印象に残っている。
練習場に通っている大半のゴルファーは独学で黙々と球打ちを楽しんでいる。
ゴルフは独学でも何とかなる、つまりどんなフォームをしていても当たった時には気持ちよく飛んでくれる。「たまにでも当たればそれで満足」この構図が独学ゴルファーを育てている。
しかし本当に上達したいなら正しい方法で練習を重ねることである。
正しいフォームが身につくまでは定期的に指導者のチェックを受けるか、正しい確認方法を見つけ自己チェックすることである。雑誌やテレビのお陰でスイングを見る目ができている人は多いのだから。
わが社(ゴルフスタジアム)はレッスンでモーションアナライザー(スイング解析映像)を使用している。上達は自分のフォームを知ることから始まる。
それによりすべきこともわかり、もらうアドバイスの意味も理解できるようになる。
まず己の姿を知ることが第一歩である。
2001年「EMCワールドカップ」 太平洋御殿場にて 高度なスイングチェックをするビジェイ・シン
写真は太平洋御殿場で行われた2001年ワールドカップで練習するビジェイ・シン。
ギャラリーが見つめる中、テークバック軌道とダウンスイング軌道を、チェックしながらショットしていた。目標に対してとスイングプレーン用に2本のクラブシャフトを使い、テークバックでは突き刺した斜めのシャフトの上側を通り、ダウンスイングでは下側を通す高度な練習である。初めて見たチェック方法だったので、知り合いのカメラマンに頼んで撮ってもらった。プロでも、いやプロだからこそチェックを大切にしているのである。
 
次回更新予定:2006年9月9日

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