女子プロゴルフトーナメントは3月の開幕戦から11月まで、3月を除いて殆ど毎週開催されている。一週も休まずに全試合に出ているタフなプロもいるが、大体5、6週に一回程度は休みを取りながらの出場となる。 トーナメントは沖縄から北海道まで全国各地で開催され、それぞれの主催者が個性的な演出をしている。トーナメント会場で思いがけない楽しみに出会う時もあり、1日のプレーを終えた選手達にとっては最高の気分転換となる。
1984年から1992年まで開催された安比高原レディーストーナメントでの思い出であるが、ゴルフコースの一角に盆踊り会場が作られ、地元の人達と一緒に女子プロも参加してお祭りを盛り上げた。神田育ちの私は大のお祭り好き。貸してもらった揃いのハッピを着てすぐに仲の良い仲間と踊りの輪の中へ飛び込んだ。 真っ黒に日焼けした女子プロ達は、昼間の暑さを忘れ涼しい高原の夜を思い切り楽しんだのである。
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’84から’92まで開催された「安比高原レディース」
主催のリクルートが企画した盆踊り、皆でハッピを着て大いに楽しむ |
また、トーナメントによってはその期間中、選手、関係者、記者などみんなが楽しくおいしい食事をとってコミュニケーションが取れるようにとバーベキューパーティーをサービスしてくれる主催者もあった。 プレーを終えた試合先での過ごし方は、いろいろである。 ホテルでゆっくりマッサージを受ける人、読書をする人、ショッピングができるところであればショッピングを楽しむこともある。勿論コースで暗くなるまで練習をする人もいる。 女子プロゴルファー達はみんなそれぞれに自分のペースで、翌日に疲れを引きずらないように心身ともに上手くリラックスさせながら連戦をこなしていくのである。
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左から 増田節子 吉川なよ子 桝井(筆者) |
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